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オーダーメイドの「お仕立券」の取り扱いを始めました。お仕立券を包む箱は、加賀山中漆器の職人さんに作っていただきました。
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一生を共にする足への投資始めませんか?

初心者の方にも分かりやすく、靴磨きの方法や道具を紹介しています。

プレゼントにもおすすめの靴磨きセットも通販しています。
靴磨きセットはページの下の方に種類豊富にご紹介をしています。



 革靴は、丁寧に磨き、きちんと手入れをすると10年、20年と履き続けることができます。
もちろん底は消耗品ですので修理・交換等の必要はありますが、アッパーの革は丁寧に靴磨きをすれば長持ちいたします。

紳士靴の基本的なデザインは、数十年間ほとんど変わっていません。これからも大きく変わることはないと思います。ですので、足に合ったお気に入りの靴は、いつまでも履きたいですよね。

革靴の手入れは、出来れば一カ月に1〜2度はしていただきたいです。こちらのページでは革靴の磨き方や鏡面磨きの方法、コツをご紹介しています。

本日はコロンブス ブートブラックを使い、下の写真の革靴を手入れします。

革靴の手入れ

【1.ブラッシング】

革靴のお手入れ前に、馬毛のブラシを使って、ゴミやほこりなどを取り除きます。
下の写真のブラシは、ジャーマンブラシNo,2(馬毛)です。

革靴の手入れ

 

【2.表面の古いワックスなどを取り除く】

革の表面には古いワックスやクリームが残っています。まずは、汚れを落としを使ってこれを取り除きます。

革靴の手入れ

汚れ落としには、ブートブラックの「レザーローション」と「お手入れクロス」を使っています。

革靴の手入れ

適量をクロスにつけ、全体を拭いていきます。
汚れ落としを使って拭くと、下の写真のように光沢がなくなります。

革靴の手入れ

 

【3.クロスの巻き方】

汚れ落としを塗ったり、靴クリームを塗ったり、あるいは磨いたりするときにクロスを使います。
布は使い古した綿が最適です。着古した綿のTシャツを裁断して使用しても大丈夫です。Tシャツを幅15cmぐらい、長さは30cm〜50cmぐらいを目安にハサミで裁断します。

裁断したTシャツを指に巻きます。

綿を巻く
靴磨き
1.Tシャツの適当な箇所に、人差し指と中指をそろえて張ります。
2.後ろでねじります。
靴磨き
靴磨き
3.ねじったTシャツを指に巻きつけます
4.巻きつけます。
靴磨き|革靴の磨き方,鏡面磨き方法
靴磨き|革靴の磨き方,鏡面磨き方法
5.巻きつけます。
6.余った部分は手のひらの中に収めます。

 

【4.靴クリームを塗ります】

靴クリームはブートブラックのカラー:ブラックを使います。
靴クリームは、革に栄養を与えるとともに、傷などを目立たなくする補色効果もあります。
ただし、カラー:ニュートラルは無色のため、どんな色の革にもお使いいただけますが、補色効果はありません。

ブートブラックの靴クリームは乳化性です。(水と油を混ぜると乳化)
人間のお肌と同じで、革も水分と油分が大切です。

革靴の手入れ

適量をブラシに取り、薄く均一に塗っていきます。毛先に少しつけるだけです。
靴クリームはよく伸びますので、つけ過ぎに注意してください。
ブラシはジャーマンブラシNo,8(豚毛)を使っています。

革靴の手入れ

ブラシを使って塗ると、細かいところまできっちりと塗ることが出来ます。

ブートブラックの靴クリームは、限りなくケミカルを排除し、革に潤いを与えるコラーゲンと、革の劣化を防ぐビタミンE、光沢効果に優れたカルナバワックスを配合しています。クリームの安定性にもこだわり、最後まで一定の品質でご使用いただけます

革靴の手入れ

全体にクリームを塗り終えましたら、ブラシを使って、全体をブラッシングして、余分なクリームを取り除きます。使用するブラシはジャーマンブラシNo,5(豚毛)です。

革靴の手入れ

ブラッシングを終えました。クリームだけでも光沢が出ますね。 

革靴の手入れ

 

【5.ポリッシュを塗ります】

ポリッシュは、ブートブラックのブラックを使っています。
ポリッシュの成分として、ワックスが多く入っています。
ポリッシュは靴に光沢を与え、雨やほこり等から革を保護する役割があります。

ワックスを塗る

ポリッシュをクロスにとり、薄く均一に塗ります。塗り終わったら、クロスの綺麗な部分を使って全体を磨き上げていきます。

ポリッシュの使い方として、下の写真のようにポリッシュを乾燥させるという方法もあります。
1週間ぐらいポリッシュの缶のふたを開けておくと、ポリッシュに含まれている有機溶剤が蒸発してなくなります。大きさは70%ぐらいに縮まります。こうすることでワックスの濃度を高めます。ポリッシュは硬くなりますが、多くのワックスを一気に塗れるので、光沢を出しやすいです。プロの靴磨き職人がよくこのようにポリッシュを乾燥させています。

ワックスを塗る

コットンなどで全体を磨きます。この後、パンティストッキングで磨き上げて終わりにしても結構です。パンティストッキングで磨くと、かなり綺麗になりますよ。一度パンティストッキングで磨いてみてください。

 

【6.革底の手入れ】

革底も手入れもしましょう。革底用保革剤を塗ります。革底に柔軟性が出て、底が長持ちします。
今回はブートブラックのソールコンディショナーを使います。
カビ止め剤配合ですので、梅雨の時期などはぜひ塗っておきたいですね。

革底ケア

適量を布にとります。

革底

塗り終えました。

革底塗り終えました

塗り終えましたら、保革剤が乾燥するまで、陰干しで乾かします(20〜30分で乾きます)

乾燥すると底がサラッとします。

 

【7.仕上がりました】

シューキーパに入れて

靴箱に保管をして、次のお出かけまでお休みなさい^^

銀座大賀靴工房

木製のシューキーパーのことをシューツリーと呼びます。
靴のシワを伸ばし、靴の形を綺麗に整えます。また、木製なので除湿効果もあります。

シューツリー

 

【8.保管と日常のお手入れ】

保管

下駄箱に入れました。 できればシューツリーのご使用をお勧めいたします。
シューツリーを靴に入れる前に、除菌効果のある消臭剤を吹き付けると臭いに対して効果的です。

日常の革靴のお手入れは、靴を履かれる前に、馬毛のブラシでブラッシングをして、ほこりなどを落とします。
その後、クロスなどを使って磨くと綺麗になります。





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